ミコノス島旅行記猫島
準備編




22/02/05

今年5月のロケハン以来半年、やっとロケ撮影へと出発。

14:13豊橋発の新幹線に乗車。こだま2号車自由席はガラガラ。新大阪で鹿児島行きさくらに乗換。
こちらはホームで二重に人が並んでの激混みだったが、何とか2号車の自由席に座れた。
そして17:04に福山到着。ホテルのある駅の北側は閑散としていた。

明日は笠岡港から船に乗って真鍋島へと向かう。

本当はロケハン終了後の夏辺りから撮影しようと考えていたのだが本年は三年に一回開催される
瀬戸内芸術祭の年。展示する島のアートは著作権があるので画面に写り込むと後々面倒くさい。
なので瀬戸芸が終了する11/4以降の日程に変更したのだが結果的にこれが功を奏する事となった。

今年の6月に総務省やNHK、SONY等が協力して2014年以降の4K8K放送を目指す社団法人が設立された。
その席でSONYは民生用4Kカメラを年内に発売すると発表したのだ。
その事を知って、そうかどうせなら4Kカメラで瀬戸内海の猫島を撮るのもアリだな、と考えた。
さらに9月の2020年東京オリンピック開催の決定。この事実は4K8Kの推進力となる。

4Kのブルーレイは未だ規格自体も決定されてないが撮影カメラが4Kだと現行BDでも
2Kカメラで撮る以上に高精細な画面となるはずだ。
4Kカメラで瀬戸内海の猫島を四季の移り変わりと共に、一年ちょいかけてじっくり撮影して行こうと考えが固まった。

そしてつい先日、11/8に民生用4KカメラFDR-AX1が発売。
事前予約して当日に納品、すぐにテスト撮影して明日11/11からの真鍋島ロケで使用する。

今回泊まるホテルは福山駅北口の福山オリエンタルホテル。朝食付きの4600円。
11平米の部屋はさすがに狭く、前のロケハンの時に泊まった駅の南側のホテルにすれば良かったと後悔した。

チェックイン後に夕食食べに外へ。
明日からは島の民宿に泊まるので当然魚三昧となる。
なので今夜は肉を食べとこうと、吉野家で豚丼セット600円にする。

その後前回のロケハンの時に泊まった、南口のホテルの地下にあるスーパーで酒を調達。
明日は笠岡港8:15の船でいよいよ島へと渡る。




22/02/05

5時起床。

シャワー浴びて6時半に朝食バイキングへ。

素晴らしい内容だった。これで4900円ならチョーお得だ。

7時過ぎにチェックアウト。天気は晴天。
徒歩5分の福山駅から山陽本線で三駅目約14分の笠岡で下車。280円。
徒歩約7分で笠岡港へ。船着場で真鍋島までのチケットを購入。990円。
カメラ取り出して港ロング、船に乗り込む乗客等をを撮影。

8:15過ぎに出航。本当は一本前、7時台にも船あるのだがこれは高速艇なので窓が開かない。
なのでこの普通船に乗車した。途中から少し雲が出てきたがマアマアの瀬戸内の島々カットが撮れる。

9:15に真鍋島に到着。さっそく猫が居たので軽く撮影。
まずは荷物置きに今日宿泊の民宿、三虎へ向かう。三虎は島の反対側の海岸にある。
なので山越えをしないといけない。急勾配の坂を何度か休み休みやっと民宿の三虎に到着。

しかし受付には誰も居ない。ベルを鳴らしても誰も現れない。時間がもったいないので
予め送っておいた三脚などの荷物をほどいて撮影準備を整える。
今回は予め三脚とスライダー・雲台を宅急便でこの民宿まで送っておいた。
往復割引で2600円程度なので離島扱いだったが思っていたほど高くはなかった。

再び山越えして漁船の船着場へ行ってみる。
船の上に寝そべっている猫達を発見。しばらく撮っていると漁師がやって来る。この船の持ち主のようだ。
撮影断って取り出す。おじさん小魚を猫たちにやりだした。慌ててハンディーで撮ってしまってイマイチ。
おじさん曰くこの猫たちは全部野良で前から餌をやっていたら船に居着いてしまったしまったとか。
夜中に漁に出るようでついてくる猫もいるとか。残念、夜中は撮影できない。

昼になってフェリー乗り場前のお店で昼食。最近出来たお店のようで食べ物のメニユーはうどんのみ。
出てきたのはきつねうどんとご飯、そして小イカの酢の物。美味しい。500円。

午後からは乗り場周辺の猫たちを撮影。こいつら寝てばかりで変化がない。
天候は風が強くて寒い。曇り時々晴れ。今ひとつ。
再び港の船上の猫たちを撮って16時過ぎに今日はお開きにする。

再び山越えして三虎に到着。しかしまた受付に人影なし。
外へ出てみると機械のうねる音が聞こえる。近寄ってみると薪を切っている。声かけると宿の人だった。
チェックインして部屋へ。小学校を改装した建物なので歩くとギシギシ音がする。

17時半からお風呂に入って18時半から夕食。宿泊客は他に若い女子一人のみ。
夕食はお刺身、平目の塩焼き、煮付け、唐揚げ。生きたエビの踊り食いがすごかった。尻尾が未だ震えている。

若い女子は大学生で卒論のために島に滞在しているとの事。テーマは島の社会学。エーゲ海の島の話などで話が弾んだ。

明日は船上の猫たちの一日を撮ろうと思う。何とか風が収まり晴天になってくれると良いのだが・・・。




22/02/05

4時半過ぎに起床。

6時前に機材準備して外へ。空は少し白んでいる。
昨日の船上暮らしの猫たちを撮ろうと思ったのだが姿が見かけない。
フェリー乗り場へ行ってみるといつもの猫達がそれぞれの場所で寝ている。

漁から戻ってき船は2,3隻のみ。ほとんどが夜明け前に戻って来るようだ。猫達が活気づくのも夜中だろう。
夜の撮影はライトもないしこの4Kカメラは感度が極端に低いので撮影は無理。
朝食は8時なのでそろそろ戻らないといけない。帰り途中、日が昇りだして太陽光を浴びる猫達が多数いる。
撮影したいがそうすると8時に間に合わない。

宿に戻って朝食。美味しかった。

宿のママさんに朝食をおにぎりにしてもらえないか聞いてみると快く承諾してもらった。
ママさんの話によると明日は本土の魚市場が休みなので漁も休みになるそうだ。仲々うまくいかない。
部屋で一旦休憩後、9時過ぎに再び港へ。

昨日の船上生活猫たちを撮影。船主がやって来る。猫達がギャーギャー騒ぎ出す。船底から生の小魚を出して与える。
仔猫には何と鱧を細かく切って与えている。仔猫は未だ口も歯も小さいから普通の魚は無理。なので個別に与えているそうだ。
鱧は高級魚じゃないですかと聞くと小さい鱧は対して値段が付かないから猫用にしているとの事。
おじさんが去った後魚の取り合いをする猫たちの良いカットが撮れる。

結局午前中でバッテリーを一本使い終わってしまう。64GのXQDカードも二枚100分回ってしまう。
昼をどうするか。食料品店でパンとかカップラーメンでも買おうかと思って行ってみると、
丁度店のカーテンが閉められてしまった。昼休みのようだ。

ともかく宿に戻ってバッテリーの充電とカードのコピーを始める。酒のつまみ用に持ってきた鮭トバがあったのでこれを昼食にする。
一個目のコピーが終了して二個目のコピーを開始して午後の撮影へ。

天候は曇り時々晴れなのでスライダーを使った島紹介カットを撮ることにする。
宿から山道歩いて、真鍋城の旧跡に到着。何カットか60cmドリーを使って撮影する。

天候は更に悪くなり曇天の空に。
そのまま港へ降りて天然記念物に指定されているホルンの木を撮影。
しかし光量が足りなく、ゲインを上げると画面が荒くなるので明日以降にする。
島特有なのか午前中は晴れなのだが午後から夕方にかけて曇ってきて寒くなる。
本日の撮影はお開きにして宿へ戻る。

お風呂に入って18時半から夕食。蟹にエビにアワビに刺し身に。昨夜より豪華になっていた。

明日の天候は今日と変わらずの晴れ時々曇り。多分夕方には又曇天になるだろう。
船上生活猫はもう充分なので島の紹介カットと船着場で寝ている猫共を中心に撮影しよう。




22/02/05

4時半過ぎに起床。
昨夜夕食後に作ってもらったおにぎりを一個食べて6時前に宿を出る。

今朝は船着場周辺の猫たちを最初撮ろうと考えていたのだが、途中船上猫を見てみると船がない。出港したようだ。
多分漁を終えて戻ってきたら猫共に餌を上げるシーンが撮れるだろうと思い待機する事にする。
しかしいつまで待っても船は戻って来ない。途中自転車に乗ったオジサンがやってきて「何撮ってんですか」と話しかけられる。
オジサンはこの島の生まれで今は大阪に住んでいて、ちょくちょく島に商売のために戻って来るらしい。
商品はナマコ。それも乾燥させたナマコで中国ではこれが高く売れるらしい。
今日は午後から、ナマコの乾燥の特許についての打ち合わせがあるとの事。

結局3時間以上、9時過ぎになっても船は戻って来ないので諦めて船着場へ。

猫たちは相変わらず集団で寝ている。動きがないのでスライダーで島の名所を撮ることにする。
昨日断念したホルトの木や、島の大鳥居や古い町並み、
そして映画「瀬戸内少年野球団」の舞台となった木造の校舎などを撮影。

ここでバッテリーがアウト。満充電のバッテリーに交換したがバッテリーはこの二本のみ。
心細いので使いきったバッテリーを充電しようと宿に戻る事にする。
昼近くなので、バッテリーをセットしたら戻ってきて、昼食はまたうどんを食べようかと考える。
三脚を肩に担いでさあ行こうとしたらバイクが止まって先ほどとは違う別のオジサンが話しかけてくる。

オジサン真鍋島の隣にある北木島で、昔、石の採掘関係の仕事をしてたそうで、
つい最近船上からそのかつての採掘現場を通った所、石の模様が人間のようで思わずデジカメで撮ったとの事。
その写真を、NHKが瀬戸内海再発見の番組のために写真を募集しているそうで、そこに応募したとか。
北木島は石で有名な島で靖国神社の鳥居も北木島産の石が使われているとのこと。
最近は中国の安い石に追われて、国内に残る石の採掘場は数カ所を残すのみだそうだ。

やっと話が終わって宿に戻ってバッテリーをセット、取って返して戻って来たが、何とうどん屋は定休日。
それでは街の高台にある喫茶軽食のお店へ行ってみる。
店前に来ると島の常連客の声が聞こえてくる。かなり繁盛して混み合っているようだ。ちょっと入るのをためらう感じ。
宿の女将さんが13時過ぎから弁当が売り出されるとか聞いていたのでそれにするか。

一旦港前の通りに出てフェリーの切符売り場のお姉さんにその弁当の場所を聞くと、
今はもうやってないそうだ。じゃあ仕方ないパンでも買おうかと思ったのだが、そのお姉さんと
「瀬戸内少年野球団」の話になり写真を見せて貰えることに。
島の公民館の一角に、映画やTVのロケで訪れた時の写真やサインが飾られた部屋に案内してくれた。

その中に「瀬戸内・・・」の撮影を担当した、大学時代の恩師、宮川一夫先生の写っている写真があった。
この今居る真鍋島。30年近く前に宮川さんが見たであろう風景。同じ風景は残ってないかも知れないが
篠田監督とアングルを決めている宮川さんの声が聞こえてきそうだった。

昼食はクリームパン二個と缶コーヒーを購入。340円。
パンを食べていると猫達が寄ってきてニャーニャー催促するので、隠れるように食べる。

本日も夕方になると雲が出てきて西日射すロングの絵は撮れなかった。
16時過ぎにお開き、宿へ戻る。

風呂入って夕食。今日も豪華だ。でもそろそろ肉が食いたくなった。
(その他煮物と揚げ物が出たが写真は撮り忘れた)

明日はラス日。13時20分の出航まで撮る予定。




22/02/05

5時起床。
おにぎりを二個食べる。
残り一個は猫共にやる事にする。

6時過ぎに機材担いで外へ。船上猫の居る船泊へ。
ビニール袋をカサカサ音を立てると仔猫たちが顔を出した。
昨日同じ場所で、おにぎりをホンの一口だけ仔猫にやった。
その後1時間以上、仔猫はもっとくれと傍で鳴き続けた。こんなんなら、あげなければよかったと後悔した。
なので今日は最後だしおにぎりと昨日の残りのクリームパンを投げ与えた。ホントは良いことではないのだが・・・。

仔猫ばかり4匹くらい寄ってきた。餌にがぶり付いてサァーと走り去り、他に取られないように隠れて食べる。
一匹のミケの仔猫はすく傍で食べている。弱々しい性格らしく他の仔猫に餌を横取りされてしまう。
生まれ持っての個体の差はいかんともしがたい。性格的にも体力的にもその違いは歴然としている。
弱肉強食の掟は当然猫たちの中にも存在して弱い個体は生き延びることは出来ない。
この冬をこのミケの仔猫は越すことが出来るのだろうか・・・。

その後フェリー乗り場へ。路地の片隅で猫達が団子状態で暖を取っていた。
奥の港の方へ行ってみる。今日は漁は無いのか猫達も数匹しか見かけなかった、
再び通りの猫達の場所へ戻ると、戸口の前に7,8匹が集まっている。朝食の時間だ。反対側に三脚構えて狙うことにする。
しばらく待っていると猫達が騒ぎ出した。戸が開いてオバサンが現れて餌を路地の前に配りだす。
群がって喰う猫達。最後の朝に何とか餌やりカットが撮る事が出来た。

その後三脚をフェリーの待合室に預けて宿へ戻る。三脚がないので坂道登る足取りも軽い。
荷物を整理してチェックアウト。ビールをトータル三本飲んで三泊合計3万2千円。
島への移住者は何とか島を活性化したいと考えているのだが、古くからの島民は観光客なんか騒がしいだけで
そっとして置いて欲しいらしく、その溝を埋める事が可能なのかどうなのか・・・、いろいろ気苦労が多いようだ。

チェックアウトしてフェリー乗り場へ。昨日休みだったうどん屋で昼食を食べてから出航しようと思ったのだが
今日もお休みらしい。なので11時30分発の高速艇で帰ることにする。1750円。

12時14分に笠岡港に到着。昼食はネットで調べておいた食事処かもめで中華そば定食680円を食す。
魚ばかりが続いたのでラーメンはとても美味しかった。前回5月に来た時の昼食は駅近くの讃岐うどん かも福で食べたが
ここも美味しかった。笠岡は今のところ飲食店のハズレがない。

山陽本線で福山から丁度来た新幹線のぞみに乗車。自由席が空いててラッキー。
新大阪で下車して予約したホテルのある西中島南方へ徒歩で移動。約20分後に到着、チェックイン。
ホテルオークス新大阪は朝食なしの素泊まり6700円。
部屋は古くて禁煙ルームなのにタバコ臭い。風呂に入ろうとバスタブにお湯を入れたが水量が弱く
20分近くかかった。5月に泊まった上六のホテルも同値段だったが設備はもっと良かった。このホテルはNGだ。

7時半に梅田のヒルトンプラザイーストのたちばなにて大学時代の後輩兼田くんと待ち合わせ。
閉店までいろいろ話が弾む。未だ話し足らない感じ。
真鍋島で宮川さんの写真を見つけた所からお墓参りをしようとなった。
さらに話は進んで大学時代の先生である滝沢一氏や、マキノ雅弘、依田義賢氏等の
各氏の京都お墓参りツアーをしようとなった。

翌朝は雨。8時過ぎにチェックアウト。新大阪駅へ地下鉄で移動する。

朝食は駅構内にある立ち食いうどん浪花そばできつねうどんとおにぎりを食べると決めていた。
ここのうどん屋はとてもおいしく新大阪駅で降りるたびに食べている。
しかし探しても店が見つからない。駅員に聞くと何と二週間ほど前に店を閉めたそうだ。
改装なのか店自体の閉店なのかは分からないらしい。何とかまた新装開店してほしいものだ。

仕方ないので朝食は駅弁に変更する。大阪の駅弁といえば水了軒。以前はホームにしか売り場がなかったので
再び駅員に水了軒の駅弁売り場の場所を聞いたのだが、こちらも販売を休止したとの答えが返ってきた。
仕方ないJR東海パッセンジャーの駅弁「なにわ満載」1000円を購入した。

8:53発の新幹線こだま号に乗車。駅弁はそれなりに美味しく頂いた。

これから真鍋島を編集して「瀬戸内海・猫島めぐり」第一弾の予告編をupしたいと思うのだが
4KのMP4ファイルは所有するPCではまともに再生することが出来ない。
軽いファイルに変換する手立てを試行錯誤する事になりそうだ。マア最新のCPUを積んだPCに買い換えれば動くと思うのだが・・・。

次回のロケは来年1月に兵庫県沼島へ行く予定。







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